【KTK】壁が溢れる環境での接死の価値feat.《よろめく従者》
【KTK】壁が溢れる環境での接死の価値feat.《よろめく従者》
KTKのプレリを控えて各所で環境の分析や考察が
議論されていますね。中でもタフネス偏重生物の多さと
それらの突破しにくさから環境が遅くなる事が皆さんの
共通見解なりそうな所、如何にこの壁を突破して戦線を
打破するかが今後の重要なトピックになりそうですね

単純にティムールの色を中心とした大型生物による
強行突破やコンバット・トリックに加えてアブザンの
長久による持久戦などが壁の攻略法として挙げられ
ますが、今回の記事では接死に注目してみた

いくらタフな生物で環境が溢れようが
接死をぶつければそれは倒れるのだから、
壁の攻略法としては実に簡単な話である
決して少なくないパワー0の壁が相手なら尚更である
それに加えてこの環境にはその壁を突破する為の
大型生物が後半からゴロゴロ出てくる様な事が
ありうるので、それらに対しても接死は
強力な対抗手段になる

さっと目を通した所、KTKで接死をテキストに含む
カードは以下の通りである
マルドゥの悪刃 1/1 コモン
マー=エクの夜刃 2/3 アンコ
無情な切り裂き魔 1/1 アンコ
よろめく従者 3/5 コモン
荒野の後継者 2/2 (獰猛で攻撃時3/3) アンコ
足首裂き 2/3 レア

いずれも始めから接死を持っているか
何かしらの能力でこれを得たり、
周りにも与えたりするものだ

やはり接死が帰属する色として黒と緑が軸となるが、
実は《屍噛み》などの様な接死を付加する非生物呪文が
皆無なのに加えて生物もコモンでは僅か2種のみとなっている
また全体的にサイズが小さく、対変異生物などの火力や
除去呪文で除去されてしまう事が分かる
そしてもう一つ懸念すべき事として環境の遅鈍化によって
場面に生物が並び易いという事
環境が横並びを推す場合、サイズの小さい接死生物は
肝心の壁ではなく小型生物のチャンプで倒れ易くなる
しかしこれを恐れて足を止めると、こちらのアンタップ状態の
接死生物を見た相手は攻撃よりも更なる展開を優先しやすくなる。
そんな場面だと接死生物は殴れば小型と相打ち、守れば相手は
殴らず除去や回避能力を待つだけでただの壁と同じ扱いになってしまい、
結果的にこれがまた接死の価値を生物の数を前に半減させるからだ

そこで自分が注目したのは《よろめく従者》である

《よろめく従者》の特徴はまずコモンである事に加えて
他の接死持ちが軒なみタフネス3以下なのに対し、
《よろめく従者》はタフ5である。
小型生物との相打ちが狙えない接死生物とは
それだけで一方的に殴る事ができ、受けられても
1:2交換が可能なので、攻勢で使えば有利を取る事が出来る。
生半可な火力では落ちないのも◎
黒のシングルシンボルで合計8マナかかる重さも
探査で軽減する事ができ、5マナで《大いなるバジリスク》と
同じスペックと考えれば3マナ以上軽減したいところ。
うまく探査を活かしてこれを並べる事が出来れば
場面はこちらの優位になるでしょう

これを踏まえて中盤以降の《よろめく従者》へ繋ぐ
コントロールとこれ(主に探査)をサポートする墓地肥やしを
合わせた戦略が自分の現在持っているスゥルタイのイメージの一つです
《従順な復活》で墓地から接死を使い回す戦い方も
環境の速度が許すのであれば強力な戦略になるでしょう

そしてスゥルタイ以外にもアブザンで長久戦略を用いる他
《マー=エクの夜刃》でカウンターを乗せた生物全てに
接死を与えて殴りに行くプランが見えます
自軍のほとんどが接死になると壁を頼りにした長期戦は
一気に崩れてこちらの攻勢になります
そう考えるとアブザンにとって《マー=エクの夜刃》は
一種のエンドカードになりえるかと思います

長々となりましたがここは一つ接死という
今のところ見かけなかった話題で環境の攻略法に
一石投じてみた次第であります
まだ考察の余地はあると思いますが
睡魔がやって来たのでひとまずここらへんで

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