スタンで《ケフネト最後の言葉》を考えてみる
せっかくプレリで《ケフネト最後の言葉》が2枚手に入ったので
スタンでどう運用出来るか少し考えてみる。

このカード自体コンマジ系統では強力な部類に入るハズ。
割られる危険性もないし、元手は4マナで事足りる。
生物以外にもエンチャントやアーティファクトにも手が届き、
腐る相手は生物を採用しない純正コントロールぐらい。
デメリットもその性質上、同サイクルのカードと比べて
リスクが少なく、制御もしやすいと思う。というのも
相手の生物を奪う場合は盤面で2体分のアドを稼ぐため、
次ターン土地が起きなくても盤面を維持しやすいからだ。
一応同サイクルに共通した点ではあるが、土地は
起きなくてもマナクリは起きるのでデメリットそのものも
ある程度軽減することも可能。これは裏を返せば完全に
デメリットを消す事は難しいという事でもあるが、それに
値する以上の性能を発揮できる場面は決して
少なくないと思う。そういうわけでスタンのどんなデッキで
《ケフネト最後の言葉》を有効活用出来るかを模索したい。

まず基本的な運用方針だが、盤面のアドバンテージ勝負に
強い特徴を汲んで、ミッドレンジでの採用が現実的だろう。
注意しないといけないのは前述のデメリットに加えて、
召喚酔いをしている生物を奪っても速攻はつかないし、
タップ中の生物を奪ってもアンタップしない点。
新しく出てきたブロッカーを奪う事ができても攻撃に
加勢させるにはもう1ターン掛かるので、瞬間的な
アドバンテージは《乗っ取り》などに劣る。そのため
アグロ寄りのデッキで採用してもデメリットもあって
攻めきれない可能性があり、奪う生物もターンが早いほど
小さくなってしまう。よってじっくり盤面のアドバンテージで
勝負する中速ミッドレンジが妥当という考えに至る。

例えばエルドラージを採用する型。無色を出せる土地は
破滅の刻で増えており、末裔トークンを運用出来るなら
土地が起きないデメリットを軽減する事も出来る。
ランプ系相手にウラモグを出されて立ち往生という心配も
《ケフネト最後の言葉》のおかげで少なくなるでしょう。
他には《放浪する森林》や《白日の元に》を扱う収斂型。
《放浪する森林》の警戒が《ケフネト最後の言葉》の隙を
埋める為に重宝出来る事に加えて、《白日の元に》で
《ケフネト最後の言葉》を見つけに行く事も出来るなど、
比較的採用しやすいと思う。

またミッドレンジに限らず、中速のコンボデッキでも採用を
検討出来る例として《謎の石の儀式》デッキがある。
土地を使わずに呪文を唱えられる上に、奪った生物を
更なるマナソースに当てる事で《ケフネト最後の言葉》の
デメリットの最小化を期待できる。加えて除去が薄く
なりがちなリストの短所も同時に補えたりと、これまた
親和性の高い組み合わせ。いずれにしてもミッドレンジと
同様、生物の質を青以外の色で補うなどの補強が
必要ではあるが、デッキのコンセプトと合致しやすい事から
《ケフネト最後の言葉》を採用を十分に検討出来ると思う。

ひとまずここまで。
眠い…

コメント

黒猫
2017年7月12日15:15

バラルの巧技からキャストという技も

桜/メイプル
2017年7月13日0:01

相手に再展開させる隙ができてしまうのが少々
気がかりですが、うまく決まれば相手の場が壊滅しますね!
うまく組み込めたらいいなぁ

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