公式ページを流し読みして思ったことを少々。

◉要約:モダンの活性化と高速メタへの刺激

解禁の主な理由として、モダンのプロツアーへの復権や、長期間に及ぶ環境分析、Masters 25でのジェイス再録などが挙げられていますが、中でも現在のモダンの高速環境と、解禁された2枚のカードとの相性についてはさらに掘り下げて説明しています。相手より先に、より早く脅威を展開するプロアクティブな(積極的な、先行的な)環境において、即効性に欠き、実質4マナのソーサリーであるジェイスが如何に使いにくいかを、同様のカードの使用率の低さから指摘しています。そしてその様な逆風にあってなお、その純粋なカードパワーがコントロールデッキの新たな切り札として、環境に新たな多様性を生む事を期待しているそうです。

血編ミンに関しては、禁止された5年前の環境から黒緑デッキが様々な変化を遂げた事が指摘されています。マルドゥ・パイロマンサーや、アブザン・ミッドレンジなどの隆盛により、もはや血編ミン=ジャンドの一強の時代とは言えなくなった事から、かつての様な脳死採用も減るはずとの見込みです。また攻撃的なカードではあるとはいえ、短期決戦よりも消耗戦に強い血編ミンの場合、プレイヤーのよりマナカーブの高いデッキの構築を勧める事で、コンボやアグロで捻じ込むデッキだらけの『やりたいコトをやったモン勝ちな』環境よりも、殴り合いの発生しやすい『対話的な』環境を促進する狙いもある様です。

総じて、昨今のプロツアーにて活躍したプレイヤー達が、4マナも要求するカードの採用を極限にまで抑えるほどの高速環境において、これらの強力無比なカードはトップメタのデッキを強化する可能性は低く、むしろ新しいデッキの躍進を助けるとの見解ですね。今のモダンの環境には大変満足しており、健康的な変化=更なる多様化を期待している、と。


◉で、私はどう思うか?
内心ジェイスはマズいのではと思いながらも、ぶっちゃけコントロールが支配的になるほど環境が遅くなるビジョンが見えませんし、上記の理由も読んでおおよそ納得といった感じ。さすがに弱者の剣みたいに霊圧が消える様な事はないでしょうが、ジェイスがあるからって親和やバーンとの相性が劇的に変わるわけではありませんしね。逆にミッドレンジが死滅して環境が更に高速化するまである。マスターズ25を売りたいのはさすがに見え見えですが、環境にとっては大きなプラスになるかも知れませんね。血編ミンも死儀礼がいない今なら少しは大人しくなるんじゃないでしょうか。

市場の影響としては、やはり血編ミンの影響でコラコマや集団的蛮行辺りが値上がりしそうな感じ? バラルの巧技もワンチャンあるー?



とりあえず私は墓トロール解禁がなかったので寝ます(笑

コメント

黒猫
2018年2月13日12:38

ビートダウンの多様化は、血編みが無かったからこそだと。
血編みがあるならジャンドにしない理由がないです。ただでさえコラガンコマンド入ったのに。

ジェイスはカードパワーそのものが許容不可でしょう。ランタンコンに入ってオシマイですよ。まずあの環境でブレストが出来るのがオカシイです。まして毎ターンなど。
着地が間に合わない?そのためのラスゴです。

桜/メイプル
2018年2月13日14:37

確かにジャンド=血編み4積みは基本的に揺るがないでしょうね。
コラコマなどが追い風なのも全面同意。高原の狩りの達人と
交代するだけでも十分機能するでしょう。
ただジャンドの天下は死儀礼が居てこそだと私は思います。
先に血編みを禁止されて尚、ジャンドの存在感は死儀礼が
禁止されるまで揺るぎませんでしたし、このまま血編みだけが
戻ってきても、かつてほどビートダウンの選択肢を奪うかは疑問が残ります。

ジェイスも強さは疑いようも無いですが、問題が出るとすれば
ブレストの解決までにかかる時間の長さの方だと思いますね。
ランタンコンにしても、トップ操作なら既に出来ているわけですし、
手札が増えてはむしろ罠の橋との相性の方が問題になるのではと
考えています。どうせロックが決まればジェイス無しでも勝てる一方で、
ジェイスを採用しても隙を作るカードになってしまうのでは無いでしょうか?
5色人間やグリシャドウなど、ラスゴをハンデスやカウンターで弾ける
アグロの流行が、今のコントロールの肩身を狭める要因と見ていますし、
ジェイスを採用しても勝ちゲームが少し早くなるだけで、相性そのものを
変化させるカードではないハズだと思います。

まぁどっちも持ってもいなければ対戦したことも無いのですが、少なくとも
今の速度>安定性の環境が続くうちは、墓トロールの二の舞には
ならないと思います。じっくり様子を見守りましょう。

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